【オーダーメイドいただいた愛犬のエピソード】

【オーダーメイドいただいた愛犬のエピソード】

2019年10月の「ウチの子アートになる展」にご来店されたK様。もう亡くなった愛犬です。「今でも愛犬への想いが深すぎてまだ気持ちが癒えないんです。」
コーギーの男の子ヤックル君の肖像画のご依頼をいただきました。

Kさんのご主人はバイク店を営んでいらして看板犬だったヤックル君。Kさんご夫婦の第一子として迎えられ、その後お生まれになった子供達とも大の仲良しで、お兄さん的存在だったそうです。愛犬との思い出はご家族の歴史そのもので愛犬との暮らしを紐解くことは私にとって特別な体験です。
愛犬が亡くなってしまう事はとても悲しい出来事ですがヤックル君がご家族皆に愛され幸せな犬生であったと確信しています。
慈しみ育まれてきたこれまでのご家族の想いを託された
一枚の画。

ご希望の構図は彼の定位置だったお店でのいつもポーズ。
肖像画では珍しい愛犬の後姿ですが情景が様々に浮かぶのも特徴です。

Kさんは「うたたね犬」というポストカードサイズの展示で「古河博章」さんの作品との出逢いがあり御縁が繋がりました。
古河さんは描かれる題材を五感で感じとり、蛍光ペンを下地に、上から色鉛筆で着彩される事を基本技法にしており、そこに、さまざまな画材による層を、絵に応じて付け加えています。今回もヤックル君のドッグインタビューを共有して描かれた作品です。

下画をご覧になったとき、ご主人が涙を流されたそうです。
ヤックル君の生前の様子が生き生きと鮮やかに蘇り、
あたりからはバイクの排気音や集うお客様と飛び交う会話、季節を感じさせる風の薫りといった情景が浮かびます。後輪のホイールから店内を見渡しお店番をしている彼の息遣いまでが、聞こえてきそうです。

不思議とヤックル君にどこかで遭っていたような気がしてなりません。
これからもご家族をずっと見守ってくださいね。